内耳炎の治療について
内耳炎の治療
内耳炎とは耳で起こる病気の一つです。
耳の中の内耳という部分で炎症が起こる病気となります。
内耳とはどこの部分かというと、かなり奥の方になります。
耳そうじをする部分が外耳道となり、そこから奥に行くと中耳、そのさらに奥にあるのが内耳です。
こちらには音を感じる器官とバランス感覚を司る器官とがあるため、内耳炎が起こるとこれら機能に影響が出て、難聴やめまい、耳鳴りなどの症状が現れます。
日常生活に影響が出ることもありますし、症状によっては内耳炎によって起きた症状が回復しなくなる可能性もあるため、これら異常を感じたら早めに耳鼻科での治療を受けるのがおすすめです。
耳鼻科ではまずその症状が内耳炎かどうかを調べてくれます。
症状として起こるのは難聴やめまいなどとなりますが、これら症状の原因は必ず内耳炎というわけではありません。
今耳の中で何が起きているのかを専門医が調べてくれます。
内耳炎とわかればその治療を、それ以外の症状ならそちらの治療を行ってくれます。
もし内耳炎とわかったらどんな治療を受けられるのでしょうか?
これの治療法はいくつかあります。
抗生物質が使われることもありますし、ステロイドが使われることもあります。
手術となる場合もありますし、症状を薬などで抑えつつ回復を待つといった対処療法となる場合もあります。
どんな治療法となるかは内耳炎の症状により、医師が最適なものを選ぶのです。
内耳炎の原因はいろいろなものがあり、それに合わせた治療法を選ぶ必要があります。
内耳炎の原因とは
内耳炎になる理由の一つは中耳炎です。
内耳と中耳は隣り合っていますから、隣の中耳で起きている炎症の原因となっている細菌やウィルスが隣の内耳にまで波及し、内耳炎になったりします。
真珠腫主性中耳炎も内耳炎の原因となります。
これは中耳炎の一つになりますが、ただの炎症ではなく、耳の中にある周囲の構造を破壊する病気となります。
これも内耳炎を招く原因の一つです。
さらに内耳は脳の周辺の組織とも近いため、こちらで起きる髄膜炎が原因で内耳炎が起きることもあります。
これは内耳の隣にある中耳で起きた感染が隣の内耳に波及するのと原理は似ています。
このように内耳炎が起こる理由はいくつもあり、それぞれのケースによって最適な治療法は変わるのです。
どんな治療法が最適となるかは自分の内耳炎の原因にもよりますから、自分の場合の治療内容は診察を受けて医師に相談する形となります。
ときにはこの病気による症状の回復が難しい場合もありますから、難聴やめまいなどの症状が現れたら早めに病院の診察を受けるといいでしょう。